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2005年11月 1日 (火)

ここで買うべきか、買わざるべきか

「応用経済学への誘い」の第二章は、ボストン大学の小西秀男氏が執筆しています。

この章の見出しには、「ここで買うべきか、買わざるべきか」、「これでいいや。高いけど、どこでも同じだからなあ」、「もう一軒行ってみよう。次はもっとよい物があるかもしれない」、「それをお探しならあそこへ行きなさい」、「ここで商売をしないとお客さんが来ないからね」といった日常の買い物の様子が並んでいます。こうした日常の買い物における意思決定を最先端の経済学で分析しています。

基礎的な経済学での想定の中で、現実と大きく異なっているのは、完全情報という仮定である。標準的なミクロ経済学では、消費者や企業は製品や価格に関する完全な情報をもっていると仮定されている。しかし、完全情報の仮定のもとでは、不動産の仲介業者の存在は説明できないし、秋葉原に電気店が集中して立地するという現象も説明できない。第二章「消費者のサーチ行動と情報の仲介業を考える」(小西秀男)は、財の性質や価格に関する消費者の情報が完全ではないことを前提にして分析している。すなわち、消費者の行動は、完全情報のときとどれほど違ってくるのか、小売店の価格、販売戦略はどのように変わるのか、均衡価格や財の配分はどのようになるのか、といった問題をサーチ理論とゲーム理論を応用することで解明している。(「応用経済学への誘い」の「はしがき」より)

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