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2007年8月28日 (火)

メタボラ

桐野夏生著『メタボラ』を読みました。労働経済学を専門としている私にとっては、とても面白い小説でした。

この本の中で、同じ工場で同じ仕事をしている請負労働者たちの賃金が、請負企業が雇用した地域の最低賃金によって異なるという描写があります。つまり、同じ工場で働いていても、最低賃金が低い地域で請負労働として雇われた人と、最低賃金が高い地域で雇われた人とでは、前者の人の方が安い賃金が支払われているいつというものです。請負企業の立地と働く場所が違っているため、こんなことが発生してしまうということです。

この現象を経済学できちんと説明できれば、なかなかのものです。

最低賃金よりも生産性が高い限り、生産性と等しい賃金が支払われるはずではないでしょうか。どうして企業は最低賃金が最も低い地域からすべての請負労働者を雇わないのでしょうか。なぜ、異なる賃金でも人々は働いているのでしょうか。

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