« 2007年9月 | トップページ | 2007年12月 »

2007年11月

2007年11月27日 (火)

ちくま新書

「週刊エコノミスト」に阪大社研のメンバーを中心にして連載した「効く経済学」が、

こんなに使える経済学-肥満から出世まで』(ちくま新書)

として出版されます。2008年1月8日発売です。

< 目 次 >

序   「経済学は役立たず」は本当か 大竹文雄
第1章    なぜあなたは太り、あの人はやせるのか
         1 なぜあなたは太り、あの人はやせるのか 池田新介
        2 タバコ中毒のメカニズムを解く 池田新介
         3 臓器売買なしに移植を増やす方法 高宮浩司
         4  美男美女への賃金優遇は不合理か 安井健悟
第2章    教師の質はなぜ低下したのか
         1 学年ごとの競争は公平か 川口大司
         2 文系の大学院志願者が一時増えた理由 小川一夫
         3  出世を決めるのは能力か学歴か 川口大司
       4  教師の質はなぜ低下したのか 大竹文雄・
佐野晋平
第3章 セット販売商品はお買い得か
         1 セット販売商品はお買い得か 鈴木彩子
         2 犯罪が地域全体に与える影響とは? 沓澤隆司
         3 理論を逸脱する日本人の行動 西條辰義
         4 人の生まれ月を決めるもの 暮石渉・
若林緑
         5 少子化の歴史的背景とは 杉本佳亮・
中川雅央
第4章 銀行はなぜ担保を取るのか
         1 日本人が貯蓄をしなくなったワケ C.Y.ホリオカ
         2 株でもうかる「裁定機会」はあるか 筒井義郎
         3 ぜいたくが解く株価のなぞ 池田新介
         4 銀行はなぜ担保を取るのか 小川一夫
         5 銀行の貸し渋りはあったのか 筒井義郎
第5章 お金の節約が効率を悪化させる
         1 談合と大相撲の共通点とは 青柳真樹・
石井利江子
         2 周波数割り当てにオークションは馴染むか 齋藤弘樹・
芹澤成弘
         3 不況時に公共事業を増やすべきか 小野善康
         4 お金の節約が効率を悪化させる 小野善康
       5 サザエさんの本当の歳を知るには 鈴木彩子
第6章 解雇規制は労働者を守ったのか
         1 「騒音おばさん」を止めるには 大竹文雄
         2  耐震データ偽装を再発させない方法 常木淳
         3  解雇規制は労働者を守ったのか 大竹文雄・
奥平寛子
         4  相続争いはなぜ起こる C.Y.ホリオカ
あとがき 大竹文雄

| | コメント (0) | トラックバック (2)

2007年11月14日 (水)

中学校で講義

少し前になりますが、10月29日に中学校で経済学の授業をしてきました。クイズをいれたり、質問をしたりと、聞いている中学生が眠くならないように努力をしてみました。その時の様子は、ここにあります。あのときの授業を聞いた、という学生が将来出てくれるとうれしいのですが。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

日本社会学会

11月18日(日)関東学院大学金沢八景キャンパス で開催される日本社会学会におけるシンポジウムで報告します。

日時 11月18日(日)14時30分~18時00分
教室 SCC 館4 階

司会者 山田昌弘(東京学芸大学)、三隅一人(九州大学)

1. 格差社会論と社会階層論――格差社会論からの挑戦に応えて――
東北大学 佐藤 嘉倫

2. 所得格差の実態と認識
大阪大学 大竹 文雄

3. 格差社会論の文脈
東京工業大学 橋爪 大三郎

コメンテーター:佐藤俊樹(東京大学)・三重野卓(山梨大学)

| | コメント (1) | トラックバック (1)

エンドレス・ワーカーズ

長時間労働の問題はなかなか解決が難しい。

法定の時間外割増率を上げれば、長時間労働が減るというものでもない。その分、企業が所定内賃金率を引き上げれば、長時間労働の費用は変わらない。そもそも、労働者にとっても残業手当を目当てに長時間労働するケースもある。

長時間労働の最大の問題は、健康に悪影響を与えることだ。管理を自分ですべきというのが本来だが、誰しも将来の健康よりも今の仕事を優先してしまう。将来の肥満よりも食欲が優先してしまうことと、どこか似ている。私たちにそういう弱さがあることを前提に働く仕組みを作っておくことが大切だ。

統計やインタビューをもとに、日本人の長時間労働の実態を研究を積み重ねてきたJILPTの小倉一哉氏が、「エンドレス・ワーカーズ: 働きすぎ日本人の実像」という本を出版した。緻密な研究に基づいているにもかかわらず、非常に読みやすい。長時間労働を議論する際には、まずこの本を読んでみることが必要だ。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

JILPT

JILPTの廃止問題が出てきている。政策提言をする上で、労働経済関係のミクロデータの整備、アンケート調査、聞き取り調査など信頼できる労働に関する情報分析、調査研究拠点が必要だ。特に、このような調査研究機関は中立性が大事だ。廃止というよりも調査研究機能の強化こそが必要なのではないか。

東京大学の玄田有史教授が中心になって、署名活動が始まった。多くの方にご協力いただければ幸いです。

署名活動の詳細については、このページをご覧ください。

http://www.genda-radio.com/2007/11/jilpt.html

署名用のホームページです。

| | コメント (1) | トラックバック (0)

« 2007年9月 | トップページ | 2007年12月 »