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2008年2月15日 (金)

もしカシ族の女性テニスプレーヤーがいたなら

VoxブログのPaserman氏の論文によれば、”Female tennis players play more conservatively and commit more unforced errors when playing critical points.”ということだ。彼は、テニスのグランドスラムの試合のデータを分析して、試合を決める重要な局面別に、ポイントの決まり方を統計的に分析した。その結果、女性テニス選手は、ここぞというときにミスをすることが多いし、消極的な戦略を取るという。男性プレーヤーにはそれはみられないというのだ。しかも、この違いは、体力差や技術レベルの差では説明できないことを確認している。

実は、男性の方が女性よりも、トーナメントのような競争が好きで、競争にさらされた方が実力が発揮できるという経済学の研究が最近、注目されている。これが男性と女性の本当の意味での差なのか、それとも教育や家庭の育て方といった文化が原因なのかが論点だ。

そこで、注目すべき研究は、Gneezy教授らの論文だ。彼らは、マサイ族とカシ族で、競争的な報酬体系への好みを調べる経済実験を行った。マサイ族は家父長的社会でカシ族は母系社会なのだそうだ。結果は、マサイ族では、男性の方が競争的報酬体系を好むのに対して、カシ族では、女性の方が競争的報酬体系を好むということだ(もう少し詳しい説明は、Lafsky氏のこの記事を参照)。

カシ族の女性でプロテニス選手が出現すれば、彼女は勝負強い選手になるのかもしれない。

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コメント

>女性テニス選手は、ここぞというときにミスをすることが多いし、消極的な戦略を取る
女性がビジネスの重要な局面でも同様の態度をとっている、と援用されそうで怖いですね。

投稿 fuji | 2008年2月17日 (日) 10時53分

プロテニス選手に限って、ということかもしれません。私が行っている経済実験の結果では、女性の方がトーナメントでの成績上昇がみられるということもあります。文化が大きな影響を与えているようです。

中根千枝先生の本を読むとカシ族と表記するのが正しいようなので、表記を変更しました。

投稿 大竹 | 2008年2月19日 (火) 09時15分

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