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2008年2月 1日 (金)

ネットカフェ難民

水島宏明氏の『ネットカフェ難民と貧困ニッポン』は、ネットカフェで事実上のホームレス生活をしている若者の実態をみごとに描いている。ただ、「派遣の規制緩和が行われなければ、問題は発生しなかったのか」、というとそうではないだろう。携帯電話やネットを使うことで労働市場のマッチング能力が向上したという側面があるのは間違いない。問題は、その効率性の上昇という果実が、労働者にほとんど分配されていないということだ。高まった労働市場のマッチング機能を生かして、その効率性の上昇分を、派遣業者だけが取ってしまうことがないような仕組みを作ることが必要ではないか。

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コメント

こんばんは。派遣業者だけが取っている、というのは私の実感にもぴったりと一致しています。あまりにおいしく、派遣会社を作ったというだけで人の給料ピンはねては何もせずにふんぞりかえっている輩が跋扈していて不快です。

「ネット難民」の数の公式発表が5000人ということでしたが、そんなに少ないはずはない、あまりにも馬鹿にしすぎている、と少々憤慨しました。どういう調査の結果か知りたいと思っています。

投稿: bun | 2008年2月 3日 (日) 00時22分

ネットカフェ難民となったのが派遣の規制緩和にあるというのはまったく間違った認識で、ネットカフェ難民となった人が生きるために日雇い派遣で働いているというのが実情だろう。
問題は日雇い派遣にあるのでなく、なぜ彼らがネットカフェ難民となっているのかということと、いったんそうなった人を社会に戻すための政策だと思う。
いま、マスコミを中心に派遣がすべて悪いというのが流行だが、派遣を規制しても今の社会の仕組みや考え方を変えない限りこの問題は解決しない。ちなみに派遣会社の利益率は2%~3%でしかないという事実も忘れてはならない。派遣会社が儲けすぎというのも誤った認識といえる。

投稿: hakata01 | 2008年2月11日 (月) 17時54分

ネットカフェ難民の方って介護業に就職されるのいやなんですかねぇ?それとも困窮しすぎて介護が究極の人手不足でアジア人まで雇おうとしているのをしらないんですかねぇー?
ニートやひきこもりの人は‘人と同じことをするのは我慢できない’だとか、‘人と一緒にいるのはがまんできない’と言っていますけれど、ネットカフェ難民の方々はもういいかげん他人とつながって人と一緒に生活したいのではないでしょうか?

投稿: ぼくひけこもり | 2008年7月19日 (土) 18時58分

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