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2008年9月24日 (水)

平等ゲーム

日本の不平等」という本の著者にとって、桂望実さんの「平等ゲーム」という小説は必読と思って読んでみた。東西冷戦の時代には、たぶん誰もが真剣に、所得が完全に平等な社会と市場競争の社会の優劣を考えていたのだと思う。実際、それが現代的な経済学が発展した理由の一つでもある。全員平等の「鷹の島」という架空の島を舞台にした小説で、それが議論される、というのは、社会主義国がほとんど崩壊した現在を象徴しているように思う。若い人は、この本をどのように読むのか聞いてみたい気がする。学部生の経済学の副読本として、面白いかもしれない。

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