年金削減が少子化対策に?
イタリアでは、年金の削減が出生率を上昇させたそうだ。Billari教授とGalasso教授の研究によれば、年金給付水準を引き下げる制度改革の対象になった人たちの出生率は、その対象にならなかった人たちに比べて、高まったということだ。
子供を育てることが楽しいという意味で、子供が消費財なら年金給付の減少という生涯所得の減少は、子供の数を減らすはずだ。しかし、子供が自分たちの老後の生活を支えてくれるという意味で、子供が投資財なら生涯所得の減少は、子供の数を増やすことになる。彼らの研究は、イタリアの制度改革をうまく使って、純粋に年金と出生率の関係を統計的に取り出すことに成功している。その結果は、子供は投資財だということを示している。もし、少子化対策がなにより重要というのであって、日本でもイタリアと同じことがいえるなら、日本の少子化対策への処方箋は明らかだ。
でも、年金を充実してもらった世代は、少ない数の子供を産んで、そのせいで少子化が問題になった人数の少ない世代が年金減額されて子供の数を増やす、というのは不公平な政策ではある。
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コメント
「アフリカ化の勧め」ですかね…
あまり質のいい議論ではないように思います
投稿: これは | 2008年11月25日 (火) 23時53分