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2010年2月27日 (土)

行動経済学

「行動経済学―感情に揺れる経済心理 (中公新書)」は、京都大学の依田高典教授の新著だ。行動経済学の入門書は、つぎつぎといいものが出版されているが、この本もお薦めできる。特徴は、二つある。第一は、経済学説史の中に行動経済学を位置づけて説明していく点である。第二は、依田さんの専門であるタバコやギャンブルといった依存症的行動に関するご自分の研究に基づいた分析が紹介されていることである。京都大学での講義にも使われてきたということで、とてもわかりやすい。その上、専門的なことを知りたいという人にも知的好奇心を満たすような工夫が随所になされている。この本には、参考文献は掲載されていないが、興味をもった人は、彼も著者の一人である「行動健康経済学―人はなぜ判断を誤るのか」を読まれると、詳しい説明と参考文献リストがある。

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