ちくま
筑摩書房のPR誌である『ちくま』に、「格差社会で損をしているのは誰か?」という文章を書きました。同じ号に、宮部みゆきさんや斎藤美奈子さんが書いているのをみると、私がなんだか場違いのような印象も受けます。
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筑摩書房のPR誌である『ちくま』に、「格差社会で損をしているのは誰か?」という文章を書きました。同じ号に、宮部みゆきさんや斎藤美奈子さんが書いているのをみると、私がなんだか場違いのような印象も受けます。
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『女女格差』は、橘木先生の新著。
インパクトの強いタイトルの付け方、ピンクを主体とした本の装丁(しおりもピンク)、と注目を浴びる条件をうまく満たしている。中身も、女性同士の様々な経済的、社会的な格差の実態を、女性にとって重要な人生の意思決定について、分かりやすくデータを元に議論している。著者の思い切った意見が入っているのも橘木先生の本らしい点だ。一般の人はもとより、大学の学部生でもデータをもとに著者の解釈や意見と自分の考えを対比させながら読むのに適している。
著者によれば、「女女格差」という言葉は、ザ・アール社長の奥谷禮子氏が作ったと『結婚帝国 女の岐れ道』(上野千鶴子・信田さよ子著)の52ページに指摘されているそうだ。
私は、『ジェンダー経済格差』の著者の川口章さんから、2000年に玄田有史が『日本労働研究雑誌』(2000年2・3月号)の学会展望座談会で、「「女女間賃金格差」の研究が重要だ」、という発言をしていることを教えてもらった。玄田さんは、研究者としてだけでなく、コピーライターとしての才能をもっている。でも「女女間格差」よりも「女女格差」の方が強烈なインパクトがあるのは確かだ。いずれにしても、うまいネーミングだ。
「女女格差」が大きな注目を集めるのは、女性の社会進出が進んで、キャリアとして活躍する女性が増えていることを背景にしている。逆に、男性の方は、正社員が主流だったのが、非正規雇用で働く人が増えてきたという意味での「男男格差」が発生している。男女平等が進むとともに「男女格差」に代わって「女女格差」「男男格差」という格差が目立ってくる。経済的な環境は変化しても、人々の意識がなかなか変わらないところに、様々な摩擦を引き起こす原因があるのだと思う。
【目次】
第1章 男女格差
第2章 女性の階層
第3章 教育格差
第4章 結婚と離婚
第5章 子どもをもつか、もたないか
第6章 専業主婦と勤労女性
第7章 総合職か一般職か、そして昇進は
第8章 正規労働か、非正規労働か
第9章 美人と不美人
第10章 おわりに
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『格差と希望 誰が損をしているか?』 大竹文雄
筑摩書房 (ISBN:978-4-480-86383-6)
発売日 2008年06月25日 価格 1,890円(税込)
年金問題、ロストジェネレーション、企業不祥事など、この国の重大事を取り上げ、処方箋を示す。不公平な仕組みを放置させないための、明快な時代診断の書。
目次
はしがき
第1章 資本の論理を問う
「若者二極化」の弊害―意欲を再生する政策を
Column1 新規学卒偏重のデメリット
「資本の論理」を問う―法制度の整備が急務
Column2 解雇規制強化の皮肉な結果
社会に広がる「不安感」―経済学的な思考法必要
Column3 現在・将来の意思決定と脳科学
改革阻む既得権の壁―弊害が多い「一律カット」
Column4 もはや、「低所得者=貧困者」ではない
戦後システムに変化の兆し―主体的判断が重要に
Column5 軽い負担、重い負担館
「二分法」の落とし穴―改革目的、再確認を
Column6 市場競争とセーフティネット
第2章 リスクと不安
M&Aの背後に景気回復―ビジョン明確化、奏功
Column7 プロ野球機構を株式化せよ
少子化社会の虚実を問う―大国幻想との決別を
Column8 年金未納は若者の逆襲
予見困難な改革リスク―専門家の育成が焦点に
Column9 「災害保険税」を創設せよ
偏った情報化が不安増幅―冷静な対応を
Column10 ウィキノミクスで経済政策
「格差社会」をめぐり論争―市場原理の賢い利用を
Column11 想定問答・格差社会
若年層の格差問題をめぐって―打開の道は教育改革に
Column12 「待ち組」は反省すべき?
第3章 社会の中のグレーゾーン
「格差」批判と既得権の維持―論争の吟味が課題
Column13 格差解消に既得権者ができること
政府の大きさを考える―国家像の議論が必要
Column14 矛盾
社会の中のグレーゾーン
Column15 上限金利問題を考える
「回復感」乏しい景気回復―今から将来の準備を
Column16 悪玉論は心地よい
「小さな政府」と満足度―支出の中身が重要に
Column17 教育の充実こそ、格差対策の本流
「働く貧困層」という問題の本質―教育訓練が急務に
Column18 男女差別解消の思わぬ結果
第4章 格差社会の行方
「美しい国」を支える経済学―家計も知識武装を
Column19 経済学は役に立つか
「平時」こそセーフティネットの構築を―相次ぐ改革の提起
Column20 地域格差をどう考えるか
問題と対峙、脱パターンで―感情を排し、本質に迫る
Column21 人事も経理も中国へ
少子化時代の「教育改革」―世代間の連帯が重要に
Column22 脳科学と経済学が教える格差対策
「雇用の質」と格差問題―冷静な議論が必要に
Column23 長時間労働を解決するには
格差に影落とす「国際化」―地道な対策の実行を
Column24 成長・格差論争の共通の罠
格差論議―日米に隔たり
米で深まる最低賃金論争
あとがき
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国際教育学会(会長 西村和雄教授)から『クオリティ・エデュケーション』という雑誌が創刊されました。
創刊号の目次です。学会員になれば、論文をダウンロードできます(年額3,500円)。
この号には、私も寄稿させて頂きました。
Vol.1 March, 2008
特集:再チャレンジ可能な社会の条件-社会と教育の格差構造-
■学歴社会の再構築と人材の流動化
-再チャレンジ可能な知識社会への見取り図-
大森不二雄
■ゆとり教育政策による格差拡大効果と企業による雇用可能性
浦坂純子, 西村和雄, 平田純一, 八木匡
■項目反応理論による英語能力推移に関する研究の比較
熊谷龍一
■高齢化・所得格差・教育問題
大竹文雄
■学校における職業教育の経済効果
玄田有史, 佐藤香, 永井暁子
■選別主義と格差
太田肇
■教員評価制度によって「現場は混乱している」のか?
-教育改革の社会学・試論:教育改革から教育政策へ-
諸田裕子
■格差を拡げる入試制度はどのように始まったのか?
-日本におけるオープンアドミション・システムの淵源-
木村拓也
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日経に書いた「経済論壇から」と東洋経済の「経済を見る眼」に書いたエッセイに、書き下ろしを加えた本を今月出版することになりました。
『格差と希望 誰が損をしているか?』 大竹文雄
筑摩書房 (ISBN:978-4-480-86383-6)
発売予定日 2008年06月25日 予定価格 1,890円(税込)
年金問題、ロストジェネレーション、企業不祥事など、この国の重大事を取り上げ、処方箋を示す。不公平な仕組みを放置させないための、明快な時代診断の書。
目次
第1章 資本の論理を問う
第2章 リスクと不安
第3章 社会の中のグレーゾーン
第4章 格差社会の行方
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男女間格差の経済分析を10年以上続けてきた同志社大学教授の川口章氏が、『ジェンダー経済格差』を出版した。目次と概要は、ここ。
序 章 ジェンダー経済格差とは何か:課題と分析方法
第1章 ジェンダー経済格差は男女の適性の違いから生じるのか
第2章 なぜ企業は女性を差別するのか[Ⅰ]
第3章 なぜ企業は女性を差別するのか[Ⅱ]
第4章 現実は理論を支持しているのか
第5章 ジェンダー経済格差を生み出すメカニズムは何か
第6章 なぜ日本の雇用制度のもとでは女性が活躍しにくいのか
第7章 結婚や出産によって賃金はどう変わるのか
第8章 男女が働きやすい職場とは
;第9章 革新的企業では女性が活躍しているのか
終 章 ワーク・ライフ・バランス社会実現をめざして
1章には、男女格差の原因として生物学的な議論も紹介されている。しかし、川口氏は、現実の日本の格差は、それで説明できるようなオーダーではないことから、それ以降の経済学的な理論分析、実証分析に進んでいく。どの章も非常に興味深いが、特に注目すべきなのは、第9章ではないだろうか。コーポレートガバナンスと女性の活躍の関連が実証的に分析されている。株主によるガバナンスは、労働者の敵のように思わることが多い。しかし、この章の分析によれば、株主のガバナンスが効いて、経営改革に取り組んでいるいる会社ほど、女性が活躍していることが示されている。こうした企業を後押しするためには、ワーク・ライフ・バランスの実態に関する情報公開を義務付けることが有効だという政策提言がされている。女性労働者は、株主ガバナンスによる資本の論理を歓迎すべきなのかもしれない。
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5月26日(月)発売の『週刊東洋経済』(5月31日号)の「経済を見る眼」のコーナーに、「賃金規制が死亡率を上げる?」というエッセイを書きました。ご一読頂ければ幸いです。
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5月17日のエントリーで、行動経済学の一般向けの本を紹介しましたが、その際、最近、教科書も次々出版されていると書きました。この本とこの本がそうです。
行動経済学の立場から「法と経済学」の分析も盛んに行われています。Nudgeを書いたSunstein教授が編集した"Behavioral Law & Economics"という本も出版されています。
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ネットで公開されていたエンジニアの平林純さんと経済学者との対談が、本になりました。「理系サラリーマン 専門家11人に「経済学」を聞く!」(光文社)がそれです。私も対談をしています。
平林純さんと、大竹文雄、玄田有史、友野典男、松原隆一郎、小島寛之、奥村宏、西村和雄、森永卓郎、中島隆信、栗田啓子、中村達也という11人の経済学者の対談です。ご一読いただければ幸いです。
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"Predictably Irrational"は、MITのAriely教授による一般向けの行動経済学の本である。この本のCDもある。"Nudge"と同様、売上を伸ばすヒントも多く、実務的にも役に立つ。行動経済学の本は、一般向けから教科書まで、英文のものがつぎつぎと刊行されている。日本語でも最近出た『経済は感情で動く-はじめての行動経済学』(モッテルリーニ著)は、一般向けに書かれていて面白い。
これだけ行動経済学が注目されているのに、日本の大学で「行動経済学」という授業科目が開講されているところは少ない。大阪大学と名古屋商科大学くらいしかないのではないか。行動経済学に関心をもって、経済学部に入学してきた学生たちをがっかりさせないようにする必要がある。
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『ハーバード・ビジネス・レビュー』6月号(5月10日発売)のOPINION欄に、「長時間労働の行動経済学」というエッセイを書いています。このエッセイは、4月4日に行われたRIETIのシンポジウム「労働市場改革-日本の働き方をいかに変えるか」で報告した内容をもとにしています。リンク先から、報告資料と映像が見られます。
ところで、『ハーバード・ビジネス・レビュー』のこの号は、女性労働を特集していて、先日の私の日経「経済教室」の記事とも関連があります。
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Thaler教授とSustein教授の新著、Nudge は行動経済学から規制の仕組みを提案している。規制によって行為そのものを禁止するのではなく、人々に非合理な行動をとらせないように、行動経済学の知見を生かして、情報の提供の仕方やデフォールトの設定について規制をすることを提唱している。消費者行政の在り方を考える上でも有益だし、企業の現場でも様々なミスを防ぐ仕組みを考えるヒントに溢れている。
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『日本労働研究雑誌』の4月号で、橘木俊詔教授と最低賃金について対談しています。対談を通じて、最低賃金の経済学的な議論を一般読者にも理解できるように解説することを目指しました。ご一読いただければ、幸いです。
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今週発売された「週刊 東洋経済」の2月9日号に、「技術革新が「女性の時代」を生んだ」というインタビュー記事が掲載されています。
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ローバート・R・H・アンホルト著『理系のための口頭発表術』(講談社)は、学会発表のノウハウを懇切丁寧に書いてくれている。大学院生がこれを熟読してくれれば、私が指導する手間はずいぶん減るに違いない。と言う私にも参考になった。
目次
第1章 いかに準備すべきか
第2章 「面白い話」の構造
第3章 視覚素材はこう使え(使うな)
第4章 「話し方」の技術
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水島宏明氏の『ネットカフェ難民と貧困ニッポン』は、ネットカフェで事実上のホームレス生活をしている若者の実態をみごとに描いている。ただ、「派遣の規制緩和が行われなければ、問題は発生しなかったのか」、というとそうではないだろう。携帯電話やネットを使うことで労働市場のマッチング能力が向上したという側面があるのは間違いない。問題は、その効率性の上昇という果実が、労働者にほとんど分配されていないということだ。高まった労働市場のマッチング機能を生かして、その効率性の上昇分を、派遣業者だけが取ってしまうことがないような仕組みを作ることが必要ではないか。
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先日、お知らせした『雇用社会の法と経済』が2月12日発売に決まりました。アマゾンで予約も可能です。実際の法律を対象に専門の法学者がその分野の状況を解説した上で、法学者から経済学者に質問し、それに経済学者が答えるというようなプロセスを経て、本の形にまとめ上げたものです。そういった学際的なアプローチをとっていますので、労働問題に関心のある方なら、法律に詳しい人も経済学に詳しい人も、どちらにも詳しくない人も読んで頂けると思います。
ただし、詳しい目次などをブログでお知らせしたときは、予価4620円(税込)だったのですが、実際には6090円(税込)になってしまいました。行動経済学的には、あんまりよくない価格の提示の仕方になってしまったことが残念です。
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エール大学のイアン・エアーズ教授の『その数学が戦略を決める』はタイトルからは想像しにくいが、応用計量経済学がいかに実際に役に立っているかを示した本だ。一般の人も研究者も面白く読める。アメリカでここまで計量分析が実務で使われているのに比べると、日本での使われ方はまだまだではないだろうか。企業も政府も、計量経済学の手法を使えば、もっと生産性が高まることは間違いない。私の研究室の博士課程の学生たちなら、そういう仕事にも十分貢献できるはずだ。
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本日の日経新聞・経済教室に「脳の特性から経済を解明」というタイトルで、最近の脳科学と経済学の学際研究をいくつか紹介しました。日経ネットPLUSでは、この論説に対して、岡野進(大和総研資本市場調査本部本部長) 、後藤康雄(三菱総合研究所主席研究員・チーフエコノミスト) 、山田久(日本総合研究所調査部ビジネス戦略研究センター所長) 、鈴木明彦(三菱UFJリサーチ&コンサルティング主席研究員)、猿山純夫(日本経済研究センター主任研究員) の 各氏からコメントをいただきました。ありがとうございました。言及した元の論文も紹介しまています。
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書名 雇用社会の法と経済
キャッチフレーズ 法学と経済学の画期的コラボレーション
著訳編者 荒木尚志,大内伸哉,大竹文雄,神林龍/編
著者紹介 東京大学教授,神戸大学教授,大阪大学教授,一橋大学准教授
発売予定 2008年2月上旬
判型、頁数 A5判上製カバー付,320
予価 4400 円(税込 4620 円)
ISBNコード 978-4-641-14385-2
出版社 有斐閣
解説 雇用システムに関する主要なテーマをとりあげて,法律学と経済学それぞれの立場から,問題の所在,問題解決のアプローチの仕方を整理し,それぞれの分野での議論では看過されていた問題や検討の視角を発見し,より妥当性のある政策論の構築に資する学際研究を試みる。
目次
第1章 解雇規制=荒木尚志・大竹文雄
第2章 賃 金=橋本陽子(学習院大学)・安部由起子(北海道大学)
第3章 高齢者雇用──「エイジ・フリー」の理念と法政策=森戸英幸(上智大学)・川口大司(一橋大学)
第4章 労働時間=小畑史子(京都大学)・佐々木 勝(大阪大学)
第5章 労働条件の変更=大内伸哉・安藤至大(日本大学)
第6章 有期雇用の法規制=両角道代(明治学院大学)・神林 龍
第7章 人事考課・査定=土田道夫(同志社大学)・守島基博(一橋大学)
第8章 雇用平等=山川隆一(慶應義塾大学)・川口 章(同志社大学)
第9章 労災保険=岩村正彦(東京大学)・太田聰一(慶應義塾大学)
第10章 労働紛争の解決手段としてのストライキ=奥野 寿(立教大学)・石田潤一郎(大阪大学)
第11章 総 論(座談会)=諏訪康雄(法政大学)・清家 篤(慶應義塾大学)・大内伸哉・神林 龍
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『経済学的思考のセンス』に新しい帯がつけられて書店に出回るそうだ。今度の帯には「Q お金がない人を助けるには、どうしたらいいのですか? 小学校5年生より」 と小学生?の手書き文字で書かれている。
最初の帯には「彼の給料はなぜ少ないのか?」と書かれていた。帯に書かれている文句で、本を手に取ってくれる読者層も違ってくるかもしれない。
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「週刊エコノミスト」に阪大社研のメンバーを中心にして連載した「効く経済学」が、
『こんなに使える経済学-肥満から出世まで』(ちくま新書)
として出版されます。2008年1月8日発売です。
| 序 「経済学は役立たず」は本当か | 大竹文雄 | |
| 第1章 なぜあなたは太り、あの人はやせるのか | ||
| 1 なぜあなたは太り、あの人はやせるのか | 池田新介 | |
| 2 タバコ中毒のメカニズムを解く | 池田新介 | |
| 3 臓器売買なしに移植を増やす方法 | 高宮浩司 | |
| 4 美男美女への賃金優遇は不合理か | 安井健悟 | |
| 第2章 教師の質はなぜ低下したのか | ||
| 1 学年ごとの競争は公平か | 川口大司 | |
| 2 文系の大学院志願者が一時増えた理由 | 小川一夫 | |
| 3 出世を決めるのは能力か学歴か | 川口大司 | |
| 4 教師の質はなぜ低下したのか | 大竹文雄・ 佐野晋平 | |
| 第3章 セット販売商品はお買い得か | ||
| 1 セット販売商品はお買い得か | 鈴木彩子 | |
| 2 犯罪が地域全体に与える影響とは? | 沓澤隆司 | |
| 3 理論を逸脱する日本人の行動 | 西條辰義 | |
| 4 人の生まれ月を決めるもの | 暮石渉・ 若林緑 | |
| 5 少子化の歴史的背景とは | 杉本佳亮・ 中川雅央 | |
| 第4章 銀行はなぜ担保を取るのか | ||
| 1 日本人が貯蓄をしなくなったワケ | C.Y.ホリオカ | |
| 2 株でもうかる「裁定機会」はあるか | 筒井義郎 | |
| 3 ぜいたくが解く株価のなぞ | 池田新介 | |
| 4 銀行はなぜ担保を取るのか | 小川一夫 | |
| 5 銀行の貸し渋りはあったのか | 筒井義郎 | |
| 第5章 お金の節約が効率を悪化させる | ||
| 1 談合と大相撲の共通点とは | 青柳真樹・ 石井利江子 | |
| 2 周波数割り当てにオークションは馴染むか | 齋藤弘樹・ 芹澤成弘 | |
| 3 不況時に公共事業を増やすべきか | 小野善康 | |
| 4 お金の節約が効率を悪化させる | 小野善康 | |
| 5 サザエさんの本当の歳を知るには | 鈴木彩子 | |
| 第6章 解雇規制は労働者を守ったのか | ||
| 1 「騒音おばさん」を止めるには | 大竹文雄 | |
| 2 耐震データ偽装を再発させない方法 | 常木淳 | |
| 3 解雇規制は労働者を守ったのか | 大竹文雄・ 奥平寛子 | |
| 4 相続争いはなぜ起こる | C.Y.ホリオカ | |
| あとがき | 大竹文雄 | |
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日経・経済教室の記事に対して日経ネットPLUSでいただいたコメントにたいして、回答を本日、ネットPLUSにアップしました。
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本日、9月3日の日経新聞に、最低賃金について書きました。日経ネットPLUSで補足的な議論をしました。4名のエコノミストの方からコメントもいただいています。
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『現代経済学の潮流2007』東洋経済新報社、2007年8月に、私がパネリストとして参加した「パネルディスカッション マクロ経済学は「失われた10年」から何を学んだか」、(C.Y. ホリオカ・伊藤隆敏・岩本康志・塩路悦朗・林文夫)と石川賞の受賞講演論文である「所得格差に関する態度:日米比較(大竹文雄・竹中慎二)が掲載されています。
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岡田斗司夫氏の「いつまでもデブと思うなよ」は、タイトルが絶妙だ。こういうタイトルは、なかなか思いつかない。
ところで、彼の提唱するダイエット法は、行動経済学的にも解釈できる。
食べ過ぎてしまうのは、食べることの喜びを感じるのと、太ってしまうことが同じ時点で発生しないからだ。食べた後になって太るというコストは発生する。食べた物を記録するということを守ることさえできれば、食べることの喜びと記録するというコストが同じ時点で発生する。今と将来の選択だと人間は、今を選んで後悔してしまうことが多いが、今と今の間の選択だと冷静になれる。それがこのダイエット法のポイントだ。でも、食べたものを記録するということを守ることが前提条件だ。
この本には、コミットメントを守るための具体例が他にも書いてある。行動経済学の目でダイエット本を読むと、面白い。
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桐野夏生著『メタボラ』を読みました。労働経済学を専門としている私にとっては、とても面白い小説でした。
この本の中で、同じ工場で同じ仕事をしている請負労働者たちの賃金が、請負企業が雇用した地域の最低賃金によって異なるという描写があります。つまり、同じ工場で働いていても、最低賃金が低い地域で請負労働として雇われた人と、最低賃金が高い地域で雇われた人とでは、前者の人の方が安い賃金が支払われているいつというものです。請負企業の立地と働く場所が違っているため、こんなことが発生してしまうということです。
この現象を経済学できちんと説明できれば、なかなかのものです。
最低賃金よりも生産性が高い限り、生産性と等しい賃金が支払われるはずではないでしょうか。どうして企業は最低賃金が最も低い地域からすべての請負労働者を雇わないのでしょうか。なぜ、異なる賃金でも人々は働いているのでしょうか。
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「スタディガイド 入門マクロ経済学 第5版」が出版されました。今回の改訂は、入門マクロ第5版に対応させ、活字を少し大きくして読みやすくしたこと、「よくある疑問」を増やしたことが特徴です。ご愛読いただければ幸いです。
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こういう本がほしかった。法律家にもこんな風にものを考える人がいるということに驚いた。
「どうして、社員は就業規則に従わなければならないのか」、「女性社員は、夜にキャバクラでアルバイトをしてよいか」、「会社が違法な取引に手を染めていることを知ったとき、社員はどうすべきか」、「会社は。美人だけを採用してはダメなのであろうか」など、興味をひくテーマが並んでいる。単に法律的に違法か否かという議論にとどまらず、なぜそのような制度があるのか、というそもそも論から、わかりやすく説明されている。
「はしがき」に、「本書が想定している読者は、すでに雇用社会の住民になっている人や労働法について少し学んだことがある学生である」と書かれているが、もっと対象は広いはずだ。むしろ、労働法を全く知らない人が第一歩として読んでいもいい。
経済学部の学生や経済学の研究者にとっても、とても読みやすいし、有益だ。研究のネタを見つけることもできそうだ。
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齊藤誠氏の新著。「資産価格とマクロ経済」が出版されました。マクロ経済学の実証研究者には必読書になると思います。
「はしがき」と目次は、http://www.econ.hit-u.ac.jp/~makoto/PDF/shisamac_mokuji.pdfをごらんください。
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「フォーサイト」7月号に「格差問題解決の本当の処方箋」(http://www.shinchosha.co.jp/foresight/new/topic_03.html)という論説を書きました。
編集長が語る今月のフォーサイトにも紹介があります。
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『論座』7月号に、「「おせっかい」を学問する-経済学を活かす術-」という論説を書きました。(http://opendoors.asahi.com/data/detail/8148.shtml)
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『経済セミナー』4月号に「人間の非合理性を考慮し、適切なおせっかいの仕方を考える」というタイトルで、インタビューが掲載されました。
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週刊東洋経済/経済を見る眼』、2007年3月10日号に「成長・格差論争の共通の罠」というエッセイを書いたのですが、その英語翻訳版が国際大学のGLOCOM Platformに掲載されました。ご一読頂ければ幸いです。
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今年の慶応大学商学部の論文テストと早稲田大学政経学部のAO入試で「経済学的思考のセンス」の文章が問題文に使われました。また、慶応大学総合政策学部2007年度入試(小論文)で「論点」格差社会(『毎日新聞』2006年3月4日)の私の論説が使われました。どれもよくできた問題だと感心しました。こうした問題にきちんと答えられるような学生に来てもらえたらうれしい、というのは大学教員の共通の思いだと思います。
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林文夫先生編集の「経済制度の実証分析と設計」と題する本のシリーズが勁草書房から出版されます。この本は、10年にわたる日本経済の停滞の原因を解明することを目的とした林先生を代表とした研究プロジェクトの成果です。私もこのシリーズのいくつかの章を執筆しています。
第1巻は「経済停滞の原因と制度」、第2巻は「金融の機能不全」、第3巻は「経済制度設計」をテーマにしています。帯には「マクロ経済学は失われた10年から何を学んだか」と書かれています。日本の実証的経済学者が時間をかけて取り組んだ成果です。
多くの方に読んで頂ければ幸いです。
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駿台受験シリーズの「小論文 テーマ別課題文集 21世紀を生きる」という受験参考書に「経済学的思考のセンス」の一節が掲載されました。 「経済の考え方」というテーマの中で3つの本から一部分が掲載されています。 私の「経済学的思考のセンス」のほかに掲載されているのは、小林慶一郎氏の「経済ニュースの読み方」、猪木武徳氏の「自由と秩序-競争社会の二つの顔」です。 この3つの論説のなかで、文章が易しい順からa,b,c,がつけれていて、私の文章は最も易しいというaになっています。 私の論説には、この参考書の執筆の方がタイトルをつけていて「インセンティブの適否」となっています。なかなかいいタイトルです。
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「週刊ダイヤモンド」(12月23日号)の2006年ベスト経済書で『経済学的思考のセンス』が第10位になりました。投票頂いた皆様、ありがとうございました。
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『脱格差社会と雇用法制-法と経済学で考える』日本評論社、2006年12月、(福井秀雄、大竹文雄編著)が出版されました。雇用法制を「法と経済学」で分析したものです。労働法に関心のある方に是非とも読んでいただきたいと思います。
| 序 章 | 効率化原則と既得権保護原則 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 八田達夫 |
| 第1章 | 解雇規制が助長する格差社会 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 福井秀夫 |
| 第2章 | 不完備契約理論に基づく解雇規制法理正当化の問題点 ・・・・・・・・・・・ 常木 淳 |
| 第3章 | 労働紛争解決手続きへの一視点 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 太田勝造 |